2019年8月10日土曜日

「HGゴウザウラー」と「HGマグナザウラー」の余剰パーツを出さない合体検証


先日、バンダイより「HG 1/300 ゴウザウラー」と、「HG 1/300 マグナザウラー」が発売されました。この2体は「マグナバスター」と、「スーパーザウラージェット」に合体させることが出来ます。かつてTOMYから出ていたトイに比べて、形状を優先させたためか、どうしても余剰パーツが多く出てしまいます。そこで、アニメの設定画とはずれてしまいますが、なるべく余剰パーツを出さないで合体したらどうなるかについて検証していきたいと思います。



ただし、条件として、改造は行わないこととします。なぜなら、今後おそらく「グランザウラー」が発売となり、「キングゴウザウラー」へ3体合体となるでしょう。その際、改造を行って合体できなくなってしまうことを避けるためです。

まずは、2体合体する前の、ゴウザウラー、マグナザウラーです。


プロポーションは今風にスタイリッシュになっており、それぞれの形状は文句なしですね。
※マグナザウラーは墨入れ前の状態です。


別売りのスタンド「魂STAGE Act .5」を取り付けています。このスタンドは、プラモデル用ではなく、ROBOT魂などトイ用に作られたものですが、ゴウザウラーについては、股関節のジョイントにそのまま接続できます。マグナザウラーは、付属のパーツをつければ接続できます。つけられるプロポーションに幅が出ますね。


次に、説明書通りに「マグナバスター」に合体してみます。


このように、マグナザウラーの脚と腕を接続し、専用の接続パーツでダブルキャノン(劇中での必殺技名は「ザウラービッグバスター」)として肩に背負わせます。


専用のスタンドを使うとすっきりぐらつきもせず、劇中と同じような形状で再現できますが、このように、マグナザウラーの余剰パーツがたくさん発生してしまいます。胴体まるまる余剰パーツになってしまうのは仕方がないのでしょうか・・・


そこで、このように専用接続パーツを取り外し、あえてマグナザウラーの胴体をつかって「マグナバスター」を再現してみます!

※説明書で記された遊び方ではないので、自己責任で。まねをして破損しても当方は責任を負いません。


マグナザウラーの手首を取り外し、かわりにボールジョイントを接続します。(waveの「BJ-05プラサポ」を使用)※球形の部分は、そのままでは大きくてジョイントに入らないため、すこし削りました。


マグナザウラーの足首は、股関節部分に接続してみました。このマグナザウラーを、ダグラムのターボザックのようにゴウザウラーに背負わせて、余剰パーツのほとんど出ない、マグナバスター形態に合体させてみます!


ポイントは、さきほどのマグナザウラーの手首の代わりに取り付けたボールジョイントです。
これをゴウザウラーに持たせることで、キャノン砲を両手で持つような格好になり、保持力がしっかり確保できます。これにより、背中に背負ってるマグナザウラーを問題なく背負うことが出来ます。


形状も思ったほど不格好ではなく、スマートに仕上がっています!


余剰パーツは、マグナザウラーの胸部パーツと手首のみです。


後ろから見ると、マグナザウラーのほぼ全パーツを使っているので、なかなかの重量感です。


ボリュームはダグラムのターボザックよりすごいことになっています。

次に、説明書通りに、「スーパーザウラージェット」に合体してみます。


付属のスタンドに取り付けることが出来るとかかれているのですが、小さな丸いピンを股関節に取り付けるだけでは非常に不安定です。


このように補助スタンドで支えてあげて、なんとかスタンドに取り付けることが出来ています。



説明書通りでは、マグナバスターの時と同様、たくさんの余剰パーツが出てしまいます。
そこで、またマグナザウラーの胴体をそのまま使って、「スーパーザウラージェット」を再現してみようと思います。


マッハプテラの顔を前寄りにずらして、マグナザウラーの胴体を乗せています。
また、さすがにこの重量ではスタンドに取り付けるのは無理です。前回のブログの時と同様、ランドステゴの後ろ足を着陸脚代わりにして安定させています。

→ 詳しくは「HG 1/300 ゴウザウラー」のレビューを参照


余剰パーツは、ゴウザウラーとマグナザウラーの手首と、ゴウザウラーの展開した頭部アンテナ型パーツのみです。


横から見ると、ゴウザウラーの上にマグナザウラーが乗っかっているので、重そうです・・・😅


マグナザウラーのロボット形態の顔ははずしたほうがよかったかもしれません。


上から見ると、割としっかり形状が保てていると思うのですが、いかがでしょうか。


「HGゴウザウラーとHGマグナザウラーの余剰パーツを出さない合体検証」は、いかがだったでしょうか。

マグナバスター形態の際、どうやって安定させるか苦心しましたが、マグナザウラーの手首をボールジョイントにしてゴウザウラーに持たせることにしたのは、なかなかグッドアイデアだったと思っています!

HGでは、思い切ってそれぞれの形状重視にしたことで、格好良いスタイルになりましたが、余剰がたくさん出てしまいました。今回の「全部乗せ合体」では重量感あふれる形になってしまいましたが😅、そこそこの形状でトイらしい合体遊びが楽しめたので良かったです!

さぁ、3体合体の「キングゴウザウラー」はどうなるのでしょうか。楽しみです!

<おまけ:合体ボツ案>
ブログに載せる前に、何度か合体を試行錯誤しています。安定性やかっこ悪さのためにボツになった写真も載せてみました。😆

まずは「マグナバスター」のボツ案です。マグナザウラーの足首を上にのせています(後に、マグナザウラーの股関節部に取り付けることを思いつきました)。はじめはこの形状にして写真まで撮ったのですが、上にのせたマグナザウラーの足首があまりにかっこ悪いので、ボツになりました。


また、上記ボツ案では、マグナザウラーの腕をゴウザウラーの肩に強引につっこんで(!)合体させています(後にボールジョイントで保持することを思いつきました)。これはぐらぐらしてポージングが安定しないためボツになりました・・・


上記「スーパーザウラージェット」ボツ案でもマグナザウラーの足首を上にのせています。これも股関節部に接続した方がすっきりしたのでボツにしました。

2019年8月4日日曜日

HG 1/300 ゴウザウラー


今回はバンダイのプラモデル「HG 1/300 ゴウザウラー」を紹介します。


箱はとても大きくてずっしり。HG 1/144 Gアーマーぐらいの大きさです。


色とりどりのランナーパーツとシールです。はじめはずいぶんたくさんのランナーパーツがあって、探すのが大変かと思ったのですが、赤はA、青はB、黄色はCなど、ガンプラと同じようなランナー番号と色に法則性があるので、なれてくるとさくさく組めました。作りづらいところも、小さな顔のパーツぐらいでした。


まずは、分離した3体の恐竜ロボから紹介します。


まずは、「マッハプテラ」です。合体後に肩アーマーとなる部分がやや大きいですが、なかなか良い雰囲気で立体化しています。しっかり自立するのも良いですね。


背中の2カ所の「凹」部分が、劇中では赤く塗られているのですが、プラモデルでは成形色の青のままでしたので、塗装しました。それ以外はそのまま組んだだけです。



次に、「ランドステゴ」です。


たてがみ部分が、合体時には取り外して、「ザウラーシールド」になります。


しっぽは、ザウラージェットの機首部分です。「ランドステゴ」はなかなか良いプロポーションで再現されているのではないでしょうか。


次に、「サンダーブラキオ」です。このサンダーブラキオの形状が一番しわ寄せが来る部分になっています。合体後のゴウザウラーの形状を優先しているため、劇中より横に広がった胴体になってしまっています。


首の部分もバイオレットグレー一色なので、劇中に近い色にするために、「○」部分を黄色に、首裏の部分を青と白に塗装しています。


しっぽもゴーザウラーの脚部がそのまんまの形になってしまっています。合体を優先するためにしょうがないのでしょうね。😓


さあ、それではゴーザウラーに合体です!マッハプテラの首をたたみ、ランドステゴの脚を収納してたてがみを外し、サンダーブラキオの脚を収納して首部分を外し、収納してあったゴウザウラーの太ももの部分を伸ばします。


劇中ではマッハプテラに、このようにゴーザウラーの腕が展開するのですが、この途中形態に変形することは実はできません。マッハプテラの翼に腕をふたつ乗っけているだけです。
マッハプテラとランドステゴを反転させ、取り外していた足首を取り付けます。



股関節が合体します。


ゴーザウラーの顔が反転して出てきます。


胸部装甲がY字になり、肩が合体します。


つのを開いた形のパーツに付け替えます。


ゴウザウラー、合体です!格好良いですね。クリアパーツがきれいです。
この「HG 1/300 ゴウザウラー」は、パチ組でもとても格好良く仕上がりますが、私はつや消しトップコート&軽く墨入れ、胸部分やブレードの刃をゴールドで塗装してみました。
合体トイの雰囲気をそのままに完成させるのであれば、艶消しトップコートは吹かずに、バイオレットグレーの部分をシルバーに塗装するなどするのもおもしろい仕上げ方かもしれません。


大きさ比較です。
左から、
「ROBOT魂 side ms ver. A.N.I.M.E. RX-78 ガンダム」
「HG 1/300 ゴウザウラー」
「MG 1/100 RX-78 ガンダム」です。
1/144と1/100の間ぐらいの大きさですね。


また腰の横の赤い部分を取り替え、さらに脚の一部パーツを取り外すことで、アニメ風にすることも出来ます。


必殺武器の「ザウラーブレード」と「ザウラーシールド」をかまえてみましょう。
劇中シーンのように、ザウラーブレードを口でくわえた余剰パーツセットにくっついているサンダーブラキオの首といっしょに。😅


「ザウラーブレード」「ザウラーシールド」です。ザウラーシールドの中央部分が赤一色なので、ゴールドで塗装しています。


バンダイから発売されている、「ビルダーズパーツ 1/144 システムベース 001」に乗せてみました。


「HG 1/300 ゴウザウラー」が一般的な1/144のガンプラより大きいため、システムベースをめいっぱい横に広げています。なかなか良い感じです。


次に、「ザウラージェット」形態です。


「ビルダーズパーツ 1/144 システムベース 001」に乗せてみました。


学校から発進する直前をイメージしてみました。


最後に、Zガンダムのウェーブライダー風ザウラージェットです。膝を曲げ、足首を極限まで閉じ、ランドステゴの脚を着陸脚にしています。ネットで拝見して、私もやってみました。



ザウラージェットはこっちのほうが格好良い気がしますね。


以上、「HG 1/300 ゴウザウラー」でした。初版のときは、店頭、ネットともに一瞬で完売し、ずっとプレ値状態だったのですが、7月に再版されて入手しやすくなったため購入しました。ゴウザウラーはあまり立体化にめぐまれていなかったので、今回HGで格好良いアレンジがほどこされて立体化されたのはうれしい限りです。次に続くマグナザウラー、グランザウラーも待ち遠しいです!早く「キングゴウザウラー」が実現することを願っています!