2020年8月17日月曜日

HG キングゴウザウラーのバックパックを余剰パーツも使って組んでみる


HG 1/300 ゴウザウラー
HG 1/300 マグナザウラー
HG 1/300 グランザウラー がバンダイより発売されました。

この3体を合体させると、キングゴウザウラーが完成します。ただ、余剰パーツも結構出てしまいます。そこで(もとの設定とはずれてしまいますが)その余剰パーツもくっつけてキングゴウザウラーを組んでみようと思います。

まずは、ゴウザウラー、マグナザウラー、グランザウラーです。

左から、ゴウザウラー、マグナザウラー、グランザウラーです。

バンダイの「HG」(ハイグレード)シリーズとなり、ディテールが追加されています。
ほぼ素組みですが、ゴールド部は塗装しています。
※キットにはシールが付属していますが、私はほとんど使いませんでした。


後ろからです。ゴウザウラーと、グランザウラーは大きな翼が特徴的です。マグナザウラーの両肩の「マグナキャノン」のデザインが格好良いです。


「ROBOT魂 [SIDE MS] RX-78-2 ガンダム ver. A.N.I.M.E.」との大きさ比べです。
ガンダムはほぼ1/144です。ゴウザウラーたちは1/300との表記ですが、プラモデルとしては、1/144のガンプラよりは少し大きめのサイズといった感じです。

それでは、キングゴウザウラーに合体してみます。「超熱血合体!」
♪荒れ狂う嵐飛び越えて~ 

合体バンク風に。

♪熱血最強キングゴウザウラー! 

腹部、腰部、太ももに、合体専用の補強(かぶせる)パーツを取り付けます。
マグナザウラー付属のスタンドで支えると安定度が増しますが、スタンドなしでも立たせることが出来ます。

後ろからです。

 ROBOT魂ガンダムの2倍近い背丈になります。

キングブレードを持たせると大迫力ですね。
次に、余剰パーツを見ていきます。
※各ロボット形態からの余剰パーツです。サンダーブラキオの頭や、ランドステゴの背びれなどは除いています。

左から、ゴウザウラー、マグナザウラー、グランザウラー各ロボット形態からの余剰パーツです。マグナザウラーとグランザウラーは胸部パーツが余剰パーツとなります。これらの部品を付け足して、キングゴウザウラーにしてみたいと思います。


キングゴウザウラーの設定画です。シンプルですね。バックパックのみに余剰パーツをつけていこうと思います。(前から見るといじっていないように見せたいため)
マグナザウラーの胴体は使いたいですね。ゴウザウラーとグランザウラーの羽はそのままでしょうか。上にちょっとだけ見えている黄色い部分は、マッハプテラの頭の後ろの部分でしょうか。

こんな感じで組んでみました。まだ組めていない余剰パーツは左下に。

裏側から。左下にまだ残っているゴウザウラーの腰部パーツ(赤)と、マグナザウラーの腕パーツも取り付けます。

胴体とは、バックパックの凸部がはまるように穴を開けて接続します。

スタンドがなくとも自立します。設定画のように、マッハプテラのちょんまげがちょっとだけ見えるように。(右足かかとのマグナティラノのつめパーツを付け忘れていますね・・・はずれちゃったかな?気づかなかった・・・)

上から見るとすごいことになっています。マグナザウラーの腕パーツも組み込んでいます。

前から見ると、普通に組んだキングゴウザウラーとあまりかわらないように見えます。

横から見た図。

最終的に残った余剰パーツです。首、手首、胸パーツは、外面から見えるパーツとして、キングゴウザウラーに「装着する」のはやめました。キングゴウザウラーの胸に装着する、グラントプスの顔パーツの中にけっこう空洞があるので、ここに「収納」するのであれば、ある程度は組み込めたかもしれません。

いかがでしたでしょうか。ほとんど無加工なので、あくまで「おあそび」と見ていただけるとうれしいです。

バックパックらしく、あまり蛇足感のないように組むのが難しかったです。
グランジェットの機首パーツに、マグナティラノの顔(恐竜の顔)がもうすこしかぶさるようになると、設定に近づけたかな、とも思いました。

2020年8月2日日曜日

「HGUC MS-06S シャア専用ザクⅡ 1/144(No.234)」、「ROBOT魂 [SIDE MS] MS-06S シャア専用ザク ver. A.N.I.M.E.」比較レビュー


先日、「HGUC MS-06S シャア専用ザクⅡ 1/144(No.234)」が、発売されました。しばらく、HGUCのノーマルなザク(MS-06(F,J,S系))はリニューアルされていませんでした(RGやオリジン系は出ていましたが)。そこで、私の中で、プラモデルではなく、トイですが、1/144ザクでほぼ決定版と思っていた「ROBOT魂 [SIDE MS] MS-06S シャア専用ザク ver. A.N.I.M.E.」と比較してみたいと思います。


左が、「HGUC MS-06S シャア専用ザクⅡ 1/144(No.234)」、(2020/7)
右が、「ROBOT魂 [SIDE MS] MS-06S シャア専用ザク ver. A.N.I.M.E.」(2016/3)です。


ROBOT魂が色が薄いですね。HGUCは顔が小顔化しています。HGUCはモールドが抑えめでシンプルな印象です。様々な改造、改修のベース機としても良い感じです。
HGUCは左肩とげアーマーが一体パーツになり、合わせ目処理をしなくて済むようになりました。HGUCで唯一合わせ目構造が露出するのは、手首部分のみとなります。

また、どちらも、いわゆる「ガワラ曲げ」(ひじの曲げ方)が出来るようになり、昭和当時の大河原氏のイラストを彷彿させるポーズがとても良いです。


HGUCは、ふくらはぎのバーニアのモールドもありません。腰部に武器取り付け用のラックがどちらもあります。


バズーカラックを使ってみたところ。ROBOT魂は専用の固定部品があり、しっかり取り付けることができます(HGUCはちょとぐらぐらします)。ROBOT魂にはこのほかにランドセルの左側面、右側面用にそれぞれ別のラックがあり、バズーカを縦に懸架することもできます。


内容物です。ブリスターに入っているのがROBOT魂です。ROBOT魂は豊富なエフェクトパーツが入っています。
HGUCは、今回の目玉として、スカートパーツが、硬質と軟質の両方から選べるようになっています。HGUCの右手に開き手がないのが残念です。HGUCの左手グーが二つありますが、通常用、武器保持用の二つです。(武器保持用は、よく見ると根元にストッパーらしきものがあり、しっかり持てるようになっています。)


モノアイは両方とも動かせます。HGUCは頭部を外して下のつまみで動かします。ROBOT魂はヘッドパーツを取り外して動かします。


肩の引き出し関節は、どちらもかなり前に引き出せます。これにより、両手で保持するザクマシンガンやザクバズーカを自然に構えることができます。


また、手首と、もう少し奥にもボールジョイントが付き、より角度がつけられるようになりました(とあるのですが、ここがぽろぽろととれることが多く、ザクマシンガンのポーズ付けに苦労しました)


ザクマシンガンを両手で保持しているポーズです。HGUCは左肩トゲアーマーの位置が自然に決まりました。

ちなみに、HGUCは武器を手首の2つのパーツで挟み込むように固定しますが、ROBOT魂の手首は軟質素材なので、むにゅっと武器を入れ込むようになっています。武器の持たせかたはROBOT魂のほうが楽です。


両者ともなかなか自然に構えていますが、両者とも、ザクマシンガンの後ろのT字型の突起が大きく、その部分がひっかかってしまうことが多いです。


ザクバズーカの両手持ちです。


ヒートホークは左腰に装着できます。HGUCの軟質スカートパーツには取り付けられません。


別売りスタンドを使用してみました。ROBOT魂のほうが、より上を向くポーズにすることができます。


ROBOT魂のエフェクトパーツは取り付けるのがたのしいですね。HGUCにも同じ大きさの穴を開けると取り付けられるか試してみたくなりました。


立て膝ポーズです。ROBOT魂は腰がここまで曲げられます。HGUCは硬質スカートパーツでここまでできます。


それではHGUCの腰部スカートアーマーで可動の違いを見てみましょう。上の写真が硬質パーツです。下の写真が軟質パーツを取り付けた場合です。


軟質パーツを取り付けると、ROBOT魂をしのぐほど、腰を曲げるポーズが再現できますね。


そして箱絵のポーズです。HGUCは軟質スカートアーマーを取り付けています。

「ROBOT魂 [SIDE MS] MS-06S シャア専用ザク ver. A.N.I.M.E.」は造形、可動ともほぼ決定版だと思っていたのですが、「HGUC MS-06S シャア専用ザクⅡ 1/144(No.234)」が、プラモデルとしての1/144ザクの新しいスタンダードとなりそうです。

ROBOT魂の値段は2020年夏現在、ROBOT魂シャアザクが5000円前後、HGUCは定価で買えば1500円前後です。ROBOT魂はさすがに塗装や改造するには躊躇する値段ですので、安価でいじれるHGUC版が出てとてもうれしいです。(が、発売直後の現在は、品薄が続いているようです・・・)